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町長メッセージ_令和5年2月1日

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町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_令和5年2月1日
(2023年2月1日更新)

 町民の皆さまへ

 

 令和5年の新しい年を迎えてから早いもので1カ月が経ち、1年中で一番寒い季節を迎えました。
 元旦には、産業交流センターの屋上より水平線から昇ってくる初日の出を拝み、双葉町の復興と町民の皆さんの無病息災を祈願しました。
 1月4日の仕事始めの式では、町のさらなる復興と町民の皆さまのご健康とご多幸を祈願し、双葉ダルマに目入れを行うとともに職員に対し、「昨年は、特定復興再生拠点区域の避難指示解除、役場新庁舎での業務開始と双葉町にとって歴史が大きく動く、まさに激動の年であった。本年は復興加速化元年と位置づけ、さらなる復興を目指し帰還環境整備に取り組んでいく。双葉町に戻って良かった、町に住んで良かったと思ってもらえるようなまちづくりをつき進めていきたいので、腰を据えて取り組んでほしい」と訓示を行いました。
 また同日、東京電力ホールディングス(株)小早川智明代表執行役社長が双葉町役場を訪問した際に①福島第一原子力発電所の廃炉については、早期かつ着実な廃炉の実施、廃炉作業における安全対策の徹底 ②町民の被害実態に即した賠償の実施 ③双葉町の復旧・復興に向けた取り組みへの協力関係等について要求書を手渡しました。
 1月7日は双葉町役場新庁舎において賀詞交換会を開催し、福島県選出の国会議員、双葉郡選出の県議会議員、町議会議員、行政区長、学校関係者等、多くの方々にご臨席いただきました。
 また同日「令和5年 双葉町はたちを祝う会」を開催し、11人の二十歳を迎えた方々をお祝いし、記念品等をお贈りしました。今年二十歳を迎えられた皆さんからは「双葉町の現状を積極的に発信し、復興のためにできることを続けたい」、「双葉への思いはいつも心の中にある」、「未来へ続く社会をみんなでつくりあげたい」などの声が聞かれ、うれしく思うとともに皆さんの期待に応えられるようなまちづくりを進めていかなければと決意を新たにした次第です。
 1月7日、8日の両日には新春恒例の双葉町ダルマ市が、震災後12年ぶりにJR双葉駅前広場において盛大に開催されました。両日とも天候にも恵まれ、奉納神楽や巨大ダルマ引き、ダルマ神輿、双葉町民俗芸能発表会、町芸術文化団体連絡協議会による芸能発表などが行われ、県内外に避難されている町民の皆さまや双葉郡内の方々、これまで双葉町に支援で来ていただいた方々など約3,200人の来場者で賑わいました。改めて、長期にわたる避難生活の中でも「夢ふたば人」の皆さんがいわき市においてダルマ市を絶やさず実施していただきましたことに対し心から感謝と御礼を申し上げます。これまでの長い道のりを思い起こすと「ようやく双葉町に戻ってきたんだ」という感慨深い思いで胸がいっぱいになり、ふるさと双葉町でダルマ市を開催できたことの喜びをかみしめました。
 今年の冬は、新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行が懸念されていることから感染症予防対策に十分留意されますようお願いいたします。
 
 双葉町長 伊澤 史朗