本文にジャンプします
メニューにジャンプします

町長メッセージ_令和4年9月1日

TOOLCLOSE
MENUCLOSE
町民一人一人の復興"と"町の復興"をめざして

町長メッセージ_令和4年9月1日
(2022年9月1日更新)

 町民の皆さまへ

 9月に入り暑さの中にも少しずつ秋の気配が感じられるようになりました。
 さて、8月27日には多くのご来賓の方々や関係各位のご臨席のもと役場新庁舎の開庁式を開催することができました。ご協力を賜りました地権者の皆さまをはじめ、関係者の皆さま方に厚く御礼を申し上げる次第です。
 新庁舎は、快適な室内環境を保ちながら、高効率設備などの導入を行い省エネルギー化に努め、太陽光発電による再生エネルギーを活用することで、年間の設計一次エネルギー消費量が通常の79%に削減されたNearly ZEBの建物として、BELS認証の最高値である星5を取得しております。新庁舎の1階には、来庁される皆さまの利便性の向上を図るため、特に利用頻度の高い窓口サービスを取り扱う担当部局を配置するとともに、様々な方々が憩い集えるエンガワモールを設置しております。さらに、災害時には、継続的な対応が可能となる防災拠点の機能が果たせるよう自家発電設備なども設置しております。今後は、新庁舎を中心に更なる町の復興を進め、町民の皆さまに親しまれながら多くの方々との交流が深められ、まちづくりの拠点となるよう職員一同努めてまいりますので、町民の皆さまにおかれましては、お気軽に足を運んでいただきますようお願いいたします。
 また、これまでのいわき事務所はいわき支所として、副町長が在駐し、窓口業務も行ってまいります。
 8月30日の午前0時には、特定復興再生拠点区域内の避難指示が解除になりました。そしていよいよ9月5日からは役場新庁舎で業務をスタートします。 
 東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故から12年目にしてようやく役場機能を双葉町内に戻すことができることは誠に感慨深く、震災当時のことを考えるとようやくここまで来たという思いであります。まだまだ復興への道のりは長く、時間がかかると思いますが、しっかりと双葉町の地に足をつけ、一歩ずつ踏みしめながら着実に歩みを進めてまいる所存です。
 7月26日には、大熊町と合同で自由民主党東日本復興加速化本部、環境省、復興庁、経済産業省に対し要望活動を行いました。双葉町、大熊町は福島第一原子力発電所の立地自治体であり、30年から40年かかるという廃炉作業や苦渋の決断による中間貯蔵施設の受け入れなど、他の被災自治体と比べても厳しい状況に置かれ、周辺の自治体とは復興のステージが大きく異なっており、特殊かつ厳しい状況をご理解いただいた上で引き続き、復興を成し遂げるまで継続した支援をお願いしたいと強く要望しました。要望内容については、広報紙やホームページ等に掲載してあるとおりです。
 夏から秋へと季節が移り変わります。夏の疲れが出る時節です。収束がなかなか見通せない新型コロナウイルス感染症の予防対策と併せてくれぐれも体調管理にご留意されますようお願いいたします。

 双葉町長 伊澤 史朗